数字の秘密について取り上げます。
古代より人類は数字あるいは数学に神秘を感じる傾向があり
哲学や宗教においても数字に特別な意味をもたせてきました。

その中でも五行思想の「五」は指の数が5であることからも
人類にとって本質的な数の概念の基本となっています。
10進法も両手の指が10本からきており
指を使って物を数えることで数そのものを理解してきたのです。

また星型五角形は神秘な形としてペンタグラムと呼ばれ
中世では魔除けに用いていました。

四が東西南北の方位を認識した上で空間を意味し
そこに自分を加えたものが「五」という考えもあります。
四神、青龍・朱雀・白虎・玄武もそれぞれ方位を司っています。
青龍=東、朱雀=南、白虎=西、玄武=北なんです。
そして同じく中心に自分あるいは皇帝がいて
そこには黄竜あるいは麒麟がいると言われています。
なので本来は四神ではなく五神であるんですよ。

さて、もう一度「五」について。
五臓六腑、五感、五味など様々な物が5つに大別されているのを
ご存知でしょうか?それらの基本は五行思想です。
明日はこれについて取り上げますね。